27巻感想
金髪が禍々しくも美しいフィンヴァラ!
敵を察知して殺気あふれるグリフィス!(水浴び中も剣は離さない)
どんぐりの子と竜の杖!
表紙から3枚めくっただけで、美しく動きある3枚の絵でおなかいっぱい。
早く早く読みたいのに、もったいなくて本文になかなか入れなくて、
何度も何度も見返してしまう。
ネタバレ
クリスタル☆ドラゴンを読んで、生まれて初めて「読まなければよかった」と思ってしまったグリフィスの最後。
見たくなかった。知りたくなかった。
グリフィスは、バラー様と一緒に戦場で亡くなるものだと(本人の希望とおり)思い込んでいたので、本当に本当に初見時はショックでした。
クリスタル☆ドラゴンには、台詞1つ、コマの小さな背景でさえ、いらないとか見たくなかったというシーンがまったくないまま27巻まできたので、余計に。
どんぐりとの約束すら違えない義理堅い男、グリフィス。
まさかの旅のお供とのグリフィスを楽しめるのに、約1年10ヶ月かかりました、、、。
世界樹の世界観、アランとレギオン(水晶宮の戦士姿)の関係あたりは、相当、もう真相に触れているのに、いまいち理解できない読解力がない自分。
26巻感想
表紙
アリアンの上向く横顔が美しすぎる。
中表紙
小悪魔みたいな美少女アリアン。
美しい黒い巻き毛、鍛えられた細い脚と腕。
ネタバレ
7年待っただけある、急展開。
色々予想されていた人や本誌連載を追っていた人にはそうでもないのかもしれないが、7年間、ただひたすら1巻から読み返したり、25巻のラストを「これどうなっちゃうの?1」と思い続けていた身には衝撃大。
・パラルダの最後
1巻からずっと、アリアンを見守ってくれていた美しい妖精なので、滅びる姿を見るのは2度目とはいえ、つらかった。
・「王は次代の贄」
ラウリン様、さらっと凄い台詞を、、、。
バラー様(王)、ミアーハ様(上王)、アリアン(大地の王)と大好きなキャラはみんな王なんだけど。
・召還の道
そうだったのか!
アリアン同様、どうやってあちこちにいる助け手をエリンに連れて行くんだろう、もう一度声かけにいくのかな、とずっと不思議でした。切磋琢磨してアリアン自身が強くなっていく過程を比喩的に”助け手”と言っているのかと。
竜の杖の持ち主で、大地の王になったアリアンだからこそ、出来るのかな。
またアリアンがなにかを犠牲にしないと開かない道とか、嫌過ぎるので止めてほしい。
・フィンヴァラ
神話だと妖精王とか死後の世界を支配するとか。
あしべ先生はなんらかの意味を持たせていると思いますが、バラー様に挑むのかな。
新キャラすぎて、まだ整理できない。
・ウーナ様の娘
まだ名前、出てないですよね。
「風穴」になると言われていた娘さんなので、楽しみ。
カップリング考
バラー様×アリアン
ここはラブではないけど。
主人公がラストに宿敵を倒しておしまい、ではなく。
敵同士ではなく、誰もついていけない2人だけの時空で共闘するのが夢。(最後は共倒れ)
ある意味添い遂げ的に。
昔は、バラー様が魔から人間に帰ってきて、あるいは、2人とも太古の魔力の世界に還っていって、アリアンと結ばれたらいいな、と思っていたこともあったけど、今はまあもう無理かなと。
バラー様×グリフィス
ここは単なる主君と忠臣ではなく、ラブ。(と夢見てる)
竜の杖(あるいはアリアン)を連れ戻って、バラー様に抱きしめられて労われる日が早く来てほしい。
グリフィス×アリアン
美少年(腕の立つ騎士)×美少女(謎の魔法使い)
かつ宿敵同士がときに協力し合う。
旅の途中に、それこそお互いが命を懸けて助け合ったり、裸で抱き合ったり、、、
もう恋に落ちるしかない、、、はずが
主君に身も心も捧げて使命至上主義少年と色気皆無少女で、ロマンスは一切生まれない。
2人の間は友情すらも?
ストーリーの面白さ・魅力の1つはなんといっても、アリアンとグリフィスの珍道中と思っているので、この設定は本当に絶妙にすばらしいと思う。
バラー様×ミアーハ様
絵になる大人な2人。
ラズモアの姿でも美しいけど、生前の姿で2人を想像すると、壮絶に色っぽい。
謎
●アリアンの真の名
●グリフィスの存在
なぜ、魔法使いでも、太古の魔力にも無関係の、一介の深淵の谷の一族の少年グリフィスがアリアンと対等に竜の杖を手に出来たのかが、最近の最大の謎。
旅の最初の頃は、エラータ様に見守られていたり、バラー様の血を吸った短剣持ってたりしたけど。
グリフィスも魔法使いの血が流れてる?バラー様の血縁?
結局、エラータ様(もまた「杖なき者」だった)の魔力が及んでいたって理解でいいのかな。
●ウーナ様の娘の名前
アリアンロッドを水晶宮に導くための存在、アリアンの名づけ親だし、守護神的な存在だと思ってたけど、
アリアンが竜と約定を結んだ際には、何の役にも立たなかったし、どういう立ち位置なのか。
レギオン(夢見)が竜の杖を封印するため(?)、水晶宮にて作り出した存在なのだと思っていたけど、
水晶宮が崩壊して、どうなった?
風の精の王を継承したってことは、魔法使い(竜の杖の持ち主)ってわけではなく、妖精だった?
取替えっこ?
なぜアラン(竜の杖)と確執があるのか?
(アリアンの助け手として共に戦うのではなく、先に単独でバラー様と一騎撃ちして倒されてほしい。)
思い入れある登場人物について
クリスタル☆ドラゴンの魅力は、壮大で魅力的なストーリーと美しい作画、となんといっても魅力的なキャラクター。
しかも主要キャラが全員大好きなので、面白くないはずはない。
バラー様
とにかくカッコいい。大好き。
1巻初登場からずっと、一ミリもブレず、見た目も、生い立ちも、性格も、野蛮で残忍なのに、最高にカッコよくて、至上の存在。
すっかり人間離れしてしまって、ちょっと淋しい。
グリフィスに崇拝されてて、アリアンに執着しててほしい。
大好き。
すっかりあほの子っぽいけど、初期の美少女っぷりが懐かしいと思わないことはないけど、バラー様同様、1巻初登場からずっと、大好きな主人公。
杖なき者、竜の杖の持ち主、ラウリン様の後継「大地の王」、と決定的な運命が判明しているけど、まだ真の名は謎。
バラー様と添い遂げる路はないのか。相撃ちしかないのかなー。
グリフィス
大好き。
こんな魅力的な騎士(ナイト)は、侍じゃなくても存在するのか。
義理堅く、主君に身も心も捧げてて、寡黙で、文字通り、使える男。
ある意味主人公。
バラー様もアリアンも浮世離れしているので、ある意味彼女が人間としてのキーマン。
ミアーハ様
生きてるときより、亡くなって再生してからが、美しくてしぶとくて大好き。
25巻感想
表紙
バラー様がカッコいい(ため息)
一日うっとり眺めていられる。
いかにも「王(リー)」といった、骨太のゴールドのアクセサリーや鎧にマントを羽織った姿が大好きだったので、もうちょっと出し惜しみしてほしい。
装飾も衣服すら必要ねえ!という状態とは分ってますが。
ネタバレ
色々な場が繋がっていて、次々に決定的なことが起こる25巻。
紙の二次元なのに、圧倒的なイメージの奔流は映像以上。本当にあしべ先生、クリスタル☆ドラゴンすばらしい。
そして、ヘンルーダとソリルの再会!
長かった。もうヘンルーダがどういう状態なんだか分らない状態が長く、永遠に逢えないのかとすら思っていたので、本当に感激。
そして放り投げられて溺れるアリアン(お約束)のオチには、泣き笑い。
バラー様とレギオンの対決ふたたび!
バラー様がカッコよすぎて震えるんだけど、ってあら、レギオン(夢見)だよね、
うおおおおおと叫んで、26巻が待ち遠しいいいい、と読み返し続けて7年。